※  白内障ケアグラスは、白内障そのものを改善したり治療効果を期待するものではありません。 白内障などによる不快な症状を改善することを目的としています。
※  「ギラギラ眩しい」「眼がかすむ」などの症状は眼疾患が疑われる場合もあります。まずは眼科医による診断を優先されることをおすすめします。治療等の必要がなく、または終了し、なおかつ不快感が解消されない場合には「白内障ケアグラス」のご使用をおすすめします。






眼は外部からの映像を、眼球の一番奥の「網膜」で感じ取って見ています。そのため、角膜や水晶体は光を通しやすい透明な物質で出来ています。 白内障は、この水晶体に 「くもり」や「にごり」 が発生するもので、光が網膜まで届きにくくなるため視力低下を起こします。一般的には加齢によるものが多いのですが、先天性や外傷性などもあります。
近視や乱視・遠視などの屈折異常による見づらさがある場合には、メガネによる矯正で視力改善が見込めます。
しかし、「くもり」や「にごり」が邪魔して見づらくなっている状況をメガネで解決することは出来ませんので、メガネによる視力改善には限界があります。
白内障が進行すると、メガネでの矯正効果が期待できなくなってきますので、そうなると手術を検討することになるようですが、それほど進行していない場合には点眼薬などを使用しながら経過観察になることが多いようです。
眼の中に入った光は、水晶体に発生した「混濁」にぶつかり「反射」や「拡散」を起こします。それにより、「眼のかすみ」、「ギラギラ眩しく感じる」、「明るいところで眼がチカチカする」、「眩しいと色彩感が無くなりかすれて見えない」などの症状が引き起こされることがあります。
これらは、眼精疲労のもとになると考えられますし、普段の生活の中で非常に不快でわずらわしいものとなります。
 










白内障をはじめ、他の眼疾患や屈折異常(近視・遠視・乱視など)があると、光に対して弱くなる傾向があります。以前より眩しさを感じやすくなったり、明るいところで見づらく感じたりします。
 
   
この問題は、レンズに色をつけて光量を落とせばある程度解決するのですが、夜や室内では暗くて使いにくいという
別の問題が起こってしまうことがありあます。
   
そんな都合のいい事ができるのか? って思ってしまいますが、
実はこれを実現できるオススメのものがあります!


例えば、良く晴れた日に太陽を直接見ようとしても、まぶしくて眼を開けていられませんが、木陰の下からならどうでしょう。 強いまぶしさを感じることなく太陽を見上げることができます。
  この現象は、木の葉が太陽の光を分散し、優しい光だけを眼に届けてくれる「雲母現象」といわれるものです。
ネッツペックコーティングはこの現象を、特殊コーティング(半透明金属六角形コート)により再現しています。
その結果、まぶしさはやわらげられ、木陰でみられるような優しい光が眼に届く効果を生み出しています。
 




光は様々な色の成分が混ざり合って出来ています。 例えば 7色に見える「にじ」は、普段は混ざり合って見えない光の色成分が空気中の水分(雨など)に当たって分離したものが見えるものです。 光は波長の違いによって屈折度合いが違うために起こる現象です。
波長の長い光(赤色系)は屈折しにくいので直進する性質が強く、波長の短い光(青色系)は屈折しやすく拡散しやすい性質があります。
そして この「短波長光」が、眩しさ・かすみ・ 疲れ眼 などの眼の機能に大きな影響を与えると言われています。 
プリズムというレンズを使って人工の「にじ」を作り出したのが下のイラストです。
光を分光した状態(波長の長さごとに光を分ける)です。
 
ちなみに人が見る事ができる光(可視光線)は約400nm〜800nmあたりで、それより短い波長の光が紫外線。逆に長いほうが赤外線です。 紫外線や赤外線は、可視光線以外の光ですから人の眼では見えません。


白内障などによって眼内に「にごり」や「くもり」が生じると、その障害物に光が当たって拡散し「眼のかすみ」や「ギラギラした眩しさ」が発生すると言われています。
とくに、短波長光は拡散しやすいため 眩しさなどの主要な原因になっていると考えられます。





※イメージ図のため実際とは異なる部分があります。
上図の左、中程度から長い波長を主とした光では、白内障により網膜に届く光が弱くなるものの、光の拡散はそれほど起こらないと考えられます。
それに対し上図の右、短い波長を主とした光では、水晶体の混濁にぶつかり拡散した光が眼の中で乱反射を起こすと考えられます。その結果、「ギラギラした眩しさ」や、「眼のかすみ」を感じるようになるのではないでしょうか。





 
※イメージ図のため実際とは異なる部分があります。
「眼のかすみ」、「ギラギラ眩しい」などの不快症状の原因と考えられる「短い波長の光」を、白内障ケアグラスは効果的に減光してくれます。
その結果、
また、「紫外線」や「短い波長の光」は、白内障や その他の眼疾患の要因とも言われていますので、これらを防ぐことは「眼の健康維持」にも効果的だと思われます。










通常の度付きメガネをご注文時に、レンズのオプション設定として追加していただくタイプです。
一枚のレンズで仕上がりますので、レンズの表面反射も起こりにくく工学的にも優れています。
欠点は、
カラーや機能が固定ですから、付けたり外したりは出来ません。


現在お使いのメガネに、重ね付けして使用する前掛けタイプです。
簡単に取り外しが出来ますし跳ね上げも可能です。お値段も抑えてありますので、気軽にスタートできます。
欠点は、
重ね付けしますので、幾らか重量が増えることと、二枚重ねのレンズで反射が生じやすいことです。


度数が必要ない方には、完成品度無しタイプ。
一般的なサングラスのような扱いで、気軽にご利用いただけます。
欠点は、
完成品のため、フレームのバリエーションがそれほど多くなく、お好みに合うものがあるかどうか、、、です。



詳しくは、当店スタッフまでお尋ねください。    









「重ね付けするタイプ」と、「度無し完成品タイプ」の貸し出し用サンプルをご用意いたしております。
お持ち帰りいただき数日間ご使用いただけますので、様々な状況でご試用いただいて効果をお試しください。
ご購入は問いませんので、気軽にお申し付けください。








白内障の手術では、混濁が生じた水晶体の代わりに きれいな人工の眼内レンズを入れますので、術後は光の通りが急に良くなり眩しく感じる傾向があります。
また、人の水晶体は年齢とともに茶褐色に変色していきます。 それが、いきなり明るいレンズに変わるわけですから、眼内レンズの種類によっては、視界が青みがかって見えるなどの違和感が生じることもあるようです。
下の図は、「分光透過率曲線」と言われるものです。光が レンズなどの物質を通過する割合を波長ごとに示したグラフで、どんな 色みの光が どれほど通過しているのかを見ることが出来ます。
黒い実線のグラフは、白内障手術で使用される眼内レンズの分光透過率曲線の一例です。
UVカットタイプなので、波長380nm以下の光の透過率は ほぼ0%で、きっちり カットされています。 それに対し眼に見える可視光線は、9割以上が通過しています。 紫外線はきちんとカットしつつ明るいレンズだということが分かります。
赤い破線のグラフは、人の水晶体(53才)が どんな光を どの程度光を透しているのかを表しています。波長450nmあたりの「短い波長の光」で比較してみると、眼内レンズは9割以上の光を透しているのに対し、人の水晶体(53才)は約46%しか透していません。
この例からみると、白内障術後では青色系統の「短い波長の光」が以前よりもたくさん眼の中に入ってきていることになります。 そのため、「視界が青みがかって見える」や「眩しく感じる」などの症状が起こる場合があると考えられます。
「白内障ケアグラス」は、特殊なカラーを付けたレンズを使用します。
カラーの種類はいろいろありますが、その中には人の水晶体(53才)と光を透す性質がよく似たものがあります。
それを使用することで、白内障の手術前の感覚に近づけることができますので、光に対する感じ方が馴染みのあるものになります。 術後、光に対して何となく違和感をおぼえる方にはオススメです。










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