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機械まかせで加工を行えば手っ取り早いのですが、どうしても満足のいく仕上がりになりません。
レンズを手に持ち、昔ながらの玉摺機で手摺りを行うことで微妙な仕上げが可能になります。
機械加工も全自動モードは使用せず、幾つかの項目での設定を数値入力し、半マニュアル加工で行います。また、フレームもすべてのレンズ種にそのままピッタリ合うなんてことはありませんので、いろいろ調整を施します。
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そもそも、プラスチックレンズ全盛になる以前にはガラスレンズを扱う機会も多く、「ヒズミ」を考慮するのは当然のことでした。 |
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デリケートなガラスレンズは、無理にフレームに押し込むと、すぐに割れてしまいます。 メガネの加工中に割れなくても、お客様にお渡ししてしばらくすると自然に割れてしまうこもあります。 これは、当然お店の不手際ですから、レンズの無料交換となりお店の損失につながります。 そのため、私たちは一生懸命レンズに負担がかからないように工夫しながらメガネを作っていました。 |
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ある意味、否応なしに「ヒズミ軽減」を考えた加工をせざるを得なかったわけです。 |
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現在はプラスチック全盛ですから、「ヒズミ」を考慮しながら加工を行っている眼鏡店は少ないように思われます。 実際のところ、私もプラスチックレンズが多くなってからは、つい「ヒズミ」の意識が希薄になっていた時もありましたが、ヒズミ確認用のフィルターを使用するようになってからは、初心に立ち戻って加工しています。加工時間はかかってしまいますが仕方ありません。良いものを作るには手間も時間もかかります。 |
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メガネが必要な方の場合、そのメガネを通して世界を見ているわけですから、その根本部分が歪んでいては、なんとも気分が良くありません。 少しでも「歪みの無い視界」で毎日を過ごしたいと思いませんか? |
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機械が進歩し、作業効率が上がり、その結果としてメガネの低価格化も進んでいます。 お客様の立場で考えれば、価格を抑えて購入できることは良いことだと思います。
ただし、そのために大事なことが犠牲になるようではいけません。 メガネは視覚の入り口にあたる大事な用具ですので、これからも安心してお使いいただけるメガネを目指して行きたいと思っています。
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